シンガポールでは、JETが最初に誕生した1999年以降、2016年までに307人がJET プログラムに参加しています。
シンガポールJETは、真面目で優秀なだけでなく、中国語等、英語以外の言語も話せること、多民族国家であるため様々な文化や習慣などに寛容であること等、多くの強みがあります。
シンガポールでは、JETを日本に送り出す前に、現地の日本人学校の協力により、 日本の学校のシステムをしっかりと学びます。
実際の学校に近い現場を事前に体験することで、少しでも早く日本の学校生活に慣れ、スムーズなスタートが 切れるようにするためです。
JETは、授業の様子を見るだけでなく、積極的に参加し、毎回学校側に自分たちの感想をフィードバックしています。
そのため、この取組みはJETだけでなく教員や生徒にとっても刺激となり、お互いに良い相乗 効果が生まれていると学校側からも高評価を得ています。
合格者が確定されると、JETAAシンガポールのメンバーが、派遣される地域に合わせて、バディを紹介します。
バディは、日本の情報や生活の様子、事前準備 等のアドバイスはもちろん、彼らが日本に行ってからも、常に連絡を取れる体制になっており、日本滞在中もサポートできる体制を取っています。
これらの 強いサポート体制が、シンガポールJETの精神的安定につながり、より良い仕事へつながっているのです。
(シンガポール事務所所長補佐 堀江)