8月4日(土)~5日(日)までの間、インドネシア・メダンにて、在メダン日本国総領事館及びメダン・ジャパン・クラブの共催で、日本インドネシア国交樹立60周年記念行事がスマトラ地区AOTS同窓会、プルサダ北スマトラ州支部、福祉友の会メダン支部、ハラパン大学、北スマトラ大学との連携のもと開催されました。本年はインドネシアの各地で国交樹立60周年を記念する事業が行われており、その一つとして本事業がメダンにて開催され、日本文化の紹介などが行われました。今回は、スマトラ島に位置するソロク市にて継続的に浄水技術支援を行っている豊橋市も参加したため、活動支援としてブース出展等の従事を行いましたので、ご紹介します。
本事業の開会式では、石井健在メダン日本国総領事、メダン市長、北スマトラ州知事特別スタッフらも出席し、それぞれの挨拶において、本記念事業へのお祝いの言葉が述べられ、これからも両国間で深い交流を実施していきたいという想いを強く感じました。その後、「メダン地域における日イ国交樹立60周年記念事業:日イ地域パートナーシップの強化-メダン地域のエコ社会創生を目指して」をテーマとして行われた特別講演会には、石井健在メダン日本国総領事、佐原光一豊橋市長、インドネシア地方代表議会議員、北スマトラ大学副学長、ハラパン大学日本語学科長が登壇し、講演を行いました。特別講演会のほかにも、書道、茶道、風呂敷、餅つきなどの日本文化をインドネシアの方達に体験してもらうイベントのほか、カラオケ大会、コスプレコンテスト、空手、よさこい踊りなどのステージパフォーマンスも行われ、会場は大いに盛り上がりました。
また、二日間にかけて、環境保全や日本語教育など様々なテーマで展示・PRブースが設置され、その中の一つとして豊橋市PRブースが設置されました。豊橋市ブースでは、PR動画を放映しながら、観光や特産品を紹介するパンフレットを配布したほか、豊橋筆や特産品のお菓子等も紹介し、訪れた方たちは、初めて知る地域やモノに大きな関心を示し、いつか日本や豊橋市に行きたいと話していました。
今回、多くの方々と話をする機会があり、その中で留学するなら日本のどの大学が良いかといった相談もあり、インドネシアにおける日本への関心の高さが伺えたとともに、日本語が堪能なインドネシアの方が多いという印象も受け、今後日本とインドネシアの間で活躍する方が増えてくるのではと感じられました。
この60周年を機に実施された本行事を通じて、様々な分野における日本インドネシアの協力関係が、一層緊密になることが期待されます。