2019年11月4日、フィリピンのマニラ市内でフィリピンJETプログラム参加者(以下「JET参加者」と言う。)の帰国報告会が開催されました。
在フィリピン日本国大使館、クレアシンガポール事務所そして昨年設立されたフィリピンJETAA(元JET参加者の同窓会組織)により共同で開催された今回の会は、フィリピン政府や教育関係者、現地の日本人学校の方々にご参加いただき、帰国した1名のJET参加者を歓迎しました。
今年帰国したレイエス・レジーナ・アンジェリカ氏は、2016年から2019年までの3年間、京都市内の高校でALTとして勤務しました。報告会では、勤務していた学校で学んだことや、一緒に過ごした生徒・同僚との思い出について話をし、3年間過ごした京都の素晴らしさも語られていました。
同日の帰国報告会前には、設立から約1年が経過するJETAAフィリピン支部の定期総会が開催され、これまでの活動の振り返りと今後の活動計画についての議論がなされました。今後の活動計画については、今年も実施した新規JET参加者へのサポートや、大学等におけるJETプログラムの広報活動への協力に加え、各メンバーの住んでる地域で開催される日本関連イベントに参加し、日本の文化や地域の魅力を発信していく活動を実施していく方針が決定されました。
フィリピンJETAAは、設立からまだ間もなくメンバーは今年帰国したレイエス氏を含め7名とまだ少人数ですが、日本には現在138名のフィリピンJET参加者がおり、今後多くの帰国者が見込まれます。
JETプログラムへの参加を通して日本の地域の魅力に触れたJET参加者は、帰国後も日本のファンとして母国と日本とをつなぐ架け橋となりうる貴重な存在ですので、クレアシンガポール事務所はフィリピンJETAAの活動を支援しつつ、彼らと協力しながら日本の地域の魅力発信に努めてまいります。