東京本部メールマガジン(事務所執筆分)

シンガポール流!たった1つじゃない成人の考え方

シンガポールに成人式の伝統はありません。 実は、シンガポールの成人年齢は21歳です。選挙権が付与され、婚姻もできるようになりますし(親の同意があれば18歳から可能)、日本で話題の統合型リ ゾート(IR)の中核をなすカジノにも21歳から入場できるようになります。 他 方、既に18歳で様々な制約が解除さ […]

ベトナムの旧正月(テト)

1.ベトナムの旧正月(テト)とは? 旧正月(旧暦で大晦日から1月3日までの間、ベトナムでは「テト」と呼ばれ ています。)は昔から続く、ベトナムで最も重要な祝祭日となっています。 現代の日本人にはあまりなじみのない中国の旧正月ですが、ASEAN諸国の多くは 中国文化の影響を受けており、その代表がベトナ […]

女性の社会進出と外食文化

シンガポールでは、限られた人的資源を最大限に活用するために、経済発展の初期段階から、民族・宗教・性別にかかわらず、個人はその能力に応じてチャンスが与えられるべきという能力主義を推し進めてきました。その結果、女性の社会進出が進み、25~64歳の女性の就業率は70%を超えており、また、65歳 以上でも1 […]

Are you for or against it? ~シンガポールの死刑制度に対する民意調査と薬物対策~

2016年10月6日に発表されたシンガポール政府民意調査機関の調査結果による と、シンガポール在住者の約8割が死刑制度を支持していることが分かりました。また、高学歴者ほど死刑を支持する傾向が見られ、大学や大学院卒は68%、これに対し小学校卒以下は54%でした。肯定派は「死刑は重大犯罪から国を守るうえ […]

シンガポールの2大エスニックエリアをご紹介!

シンガポールといえば、マーライオンにマリーナベイサンズ、ボタニックガーデンといった観光地が世界的にも有名ですが、今回は少し趣向を変えて、民族色の強い地域をご紹介します。 1.チャイナタウン シンガポールの建設者として知られるトーマス・ラッフルズにより19世紀の初めに中国人特区として指定されたことから […]

イスラム圏ではDon’t Go? ~アジアの『ポケモンGO』事情~

1.世界で社会現象を巻き起こす『ポケモンGO』 2016年8月6日、日本から遅れること2週間、シンガポールでも『ポケモンGO 』が配信されました。実は未配信であったシンガポールを侮辱する発言をSNS で行った外国籍の従業員が勤務先企業から解雇されるなど、配信前から大きな話題となっていました。世界中で […]

タイのプミポン国王逝去

2016年10月13日、タイのプミポン国王が逝去されました。現在、タイ国内は、国を挙げての服喪期間となっています。国民は黒または白の衣服を着用して日常生活を過ごしており、タイを訪問する観光客に対しても、タイ観光スポーツ省は、公共の場で、地味で敬意のある服装を着用することを推奨しています。 国王逝去か […]

シンガポールJETの充実したサポート体制

シンガポールでは、JETが最初に誕生した1999年以降、2016年までに307人がJET プログラムに参加しています。 シンガポールJETは、真面目で優秀なだけでなく、中国語等、英語以外の言語も話せること、多民族国家であるため様々な文化や習慣などに寛容であること等、多くの強みがあります。 1.充実し […]

金メダルか兵役か~シンガポール初の金メダリスト誕生~

2016年8月13日(土)はシンガポール人にとって歴史的な1日になりました。テレビでシンガポールの国歌「Majulah Singapura」が流れ、画面中央にシンガポール国旗が翻る光景をシンガポール人は熱狂的に見守りました。100mバタフライ 決勝で、アメリカの怪物マイケル・フェルプスを破りシンガポ […]

シンガポール科学技術庁がオープン・イノベーション研究所を開設

2016年9月、シンガポール科学技術研究庁(A*STAR)は、大学・研究所・企業 などが集積するワンノース地区にオープン・イノベーション研究所(A*STAR Central)を本格的に立ち上げました。 シンガポールでは、医療技術やバイオテクノロジー分野などでベンチャー企業の発展が期待されており、政府 […]

シンガポールの屋台がミシュラン一つ星を獲得

2016年7月21日、ミシュランガイドのシンガポール版が初めて発行されました。その中の目玉は、2店舗の屋台が一つ星を獲得したことです。ミシュラン一つ星を獲得したのは、チキンライスとチキンヌードルが有名な 「香港油鶏飯麺」と豚のそぼろ肉を載せた和え麺が有名な「吊橋頭大華猪肉麺」 です。どちらもホーカー […]

シンガポール政府が電気自動車シェアリング事業開始を発表

2016年6月30日、シンガポール政府機関の陸上交通庁(LTA)と経済開発庁(EDB)が、2017年半ばに全国規模の電気自動車シェアリング事業「ブルーSG」を開始すると発表しました。第一段階では2017年半ばを目途に公団住宅が多い地域(アンモキオ、ジュロン ・イースト、プンゴル)において貸出ステーシ […]

シンガポールにおける住宅事情

シンガポールの住宅は大別して、(1)HDB(住宅開発庁)住宅、(2)コンドミニアム、(3)土地付1戸建て、(4)サービスアパートメントの4つに分けられます。我々のような外国人駐在員は専らコンドミニアムに間借りしているのに対して、シンガポール国民はHDB住宅に約8割が入居しています。 1.シンガポール […]

コラボレーション in 伝統工芸!「和製」から「和星」へ

みなさんは、「伝統工芸」にどのような印象をもっていますか? 伝統工芸と聞くと、敷居が高く、少しカタい印象を持ってしまう方もいるかもしれません。しかし、そんな日本の伝統工芸が海外では思わぬ形で、現地の人々の心を掴んでいることがあります。 シンガポールのデザイナーが経営する有名ギャラリーショップの「Su […]

国民の「意識」を動かす政府キャンペーン

「方言で話すのはやめましょう」と言われると地元に愛着を持つ人はカチンと来るかもしれませんが、これはシンガポール政府が過去に行ったキャンペーンの一つです。 シンガポール独立当初(1965年)国民の多数を占めていた中華系は、福建・潮州・広東などそれぞれ出身地の方言で話していました。そこでシンガポール政府 […]