東京本部メールマガジン(事務所執筆分)

ベトナムの小学校で日本語が「第1外国語」に!

在ベトナム日本国大使館によると、今年3月1日、ベトナム全土の小学校で日本語を英語などと並ぶ「第1外国語」として教えることを目指す方針でベトナム教育・訓練省と一致したとのことです。対象は3年生以上で、今年9月から試験的にハノイ市の3つの小学校に日本語学習クラスを各2クラスずつ設置します。これにより、東 […]

シンガポールの投票率はなぜ高い?

シンガポールでは、 (1)シンガポール国民であること、 (2)21歳以上であること、 (3)シンガポール居住者であること、 (4)選挙資格を失っていないこと が選挙人の資格とされています。 非常に興味深いのは、きわめて高い投票率です。 2011年の総選挙では93.18パーセント、2015年の総選挙で […]

女性に自信と誇りと自由を!カンボジアのジェンダー政策調査から見えてきたもの

カンボジアは1970年代から1993年まで続いた内戦により、多くの人命が失われ、人口構成や男女比に大きな格差があります。そして、どの時代においてもカンボジアの経済を根底から支えてきたのは女性たちでした。 しかし、文化的・社会的・伝統的につくられた男性優位社会における性別役割分業等により抑圧され、女性 […]

甘党大国シンガポール。甘さ控えめスイーツで活路を開け!

皆さんは甘いものがお好きですか? ここシンガポールでは甘党が大変多く、街中のカフェには鼻血が出そうなほど甘いケーキがショーケースに鎮座しています。定番の朝食であるカヤトーストには甘い珈琲が付きますし、コンビニに行けば 売られている飲み物は甘いものばかり。かく言う私も赴任当初、購入したペットボトルの緑 […]

「ハラル」への配慮

シンガポール人がホーカーセンター(屋台街)で食後に食器を片づけないことは来星当初の日本人にとって驚くことの一つではないでしょうか。後で清掃のおじさんが片付けてくれるのですが、日本人としては少し気持ちが悪いもの。なので、日本人は食後は食器返却の棚に返そうとするのですが、気を付けていただきたいのが「2種 […]

美しい街をつくるのは…罰金制度?モラル教育?

私たち日本人に根付く公共の場でポイ捨てをしてはいけないという意識はどの ように育まれているのでしょうか。 シンガポールはゴミのポイ捨てに罰金を科している国として有名ですが、2015 年にポイ捨てにより罰金刑を科された者が過去6年間で最多となったと報道さ れました。2014年4月にポイ捨てに対する罰金 […]

自動車より公共交通機関の利用を促進するシンガポール

シンガポールでは、車両数の増加に制限をかけるため、1990年から車両割当 制度(Vehicle Quota System)を導入し、車両の新規登録許可数を定めていま す。また、車両購入権(Certificate of Entitlement)を入札によって決められた価格で取得することも必要で、輸入関 […]

インドネシアの村落行政強化

インドネシアは村落行政に関する法律を制定(2014年)し、村落行政強化に向 けて大きな一歩を踏み出しました。 村に強い自治権と多くの予算を配分することで、村行政体を強化し、コミュニ ティ開発と住民へのサービスの向上を実現することがこの法律に明示されてい ます。これを受けて、村は従来の自治コミュニティ […]

シンガポールにおける競争的な教育環境

シンガポールは教育熱心な国であることをご存じでしょうか。東京23区ほどの大きさしかないシンガポー ルは資源に乏しいため、建国以来、「人材こそ最大の資源」という国家観に基づいたエリート育成教育を行っています。 学校教育の各段階(小学校4年生の終わり、小学校卒業時、中学校卒業時、高校卒業時)で、生徒の能 […]

ASEAN諸国におけるTPPとAEC

2016年10月に参加12か国でTPP(環太平洋経済連携協定)が大筋で合意されましたが、東南アジア諸国で は昨年末にAEC(ASEAN経済共同体)が発足しました。ASEAN(東南アジア諸国連合)域内の単一市場・生産基地を目指すAECでは、既にブルネイ・フィリピン・インドネシア・マレーシア・シンガポー […]

シンガポールのマイナンバー制度

日本のマイナンバーに相当する国民登録制度は、シンガポールでは既に英国統治下の1948年に不法移民等を排除する目的で導入され、独立後の1966年に現在の制度になりました。 (1)国民及び永住権保有者の登録 満15歳以上のシンガポール人及び永住権保有者(PR)に対しては、出生届の際に割り当てられる固有の […]