4月12日(火)から4月15日(金)まで、シンガポール最大のMICE施設EXPOで「Food & Hotel Asia 2016」が開催されました。
1 「Food & Hotel Asia」って何?
「Food & Hotel Asia」は通称「FHA」と呼ばれ、1978年以降2年ごとに開催されています。「Food Asia」「Hotel Asia」「Speciality Coffee & Tea」「Bakery & Pastry」「Hospitality Style Asia and Hospitality Technology」の5つのテーマから構成された東南アジア最大級の総合食品展「FHA」は今回で20回を数え、アジアを中心とした世界各国のバイヤーに様々な商品がPRされました。
2 ジャパンパビリオンで日本商品をPR
「FHA 2016」では日本貿易振興機構(JETRO)がジャパンパビリオンを展開し、北は北海道から南は沖縄県まで、約80社に上る日本の食品、飲料メーカーやサプライヤーが出展していました。今年は新たな試みとして、過去5年以内の輸出未経験かつ海外見本市初出展企業のみを集めたブースである「ニューチャレンジャーブース」を初めて設置し、海外進出企業の新規開拓を探りました。
北海道のブースでは食品関係8社が出展。糖尿病が社会問題となっているシンガポールに糖質制限スイーツを紹介し、多くの関心を集めていました。
3 視覚プラスアルファでPR
出展者にヒアリングを行ったところ、「中華系のバイヤーには中身が見える包装をされているものが安心感を与え人気があった」、「健康食品には多くのバイヤーが興味を示した」などの興味深い話がありました。また、世界各地の商品が並ぶ中、ジャパンパビリオンが多くの人で賑わっていた理由のひとつとして、積極的に行われた試食と試飲が挙げられます。特に実演調理を行っているブースの前には人だかりができていたことから、こうしたパフォーマンスの工夫が客の足を止め、誘客につながる有効な方法であることがわかりました。