今年は日本・シンガポール外交関係樹立50周年(SJ50)という記念すべき年です。このSJ50を記念し、2016年10月28日(金)から30日(日)にかけて、シンガポール随一の繁華街オーチャードにあるシンガポール高島屋周辺エリアにて2つのイベントが開催され、クレアシンガポール事務所も参加しました。
10月28日(金)から30日(日)にかけ、シンガポール高島屋地下2階イベント催事場において開催された、JNTO主催の旅行博「Japan Travel Fair」が開催され、クレアシンガポール事務所もブースを出展しました。
クレアブースでは、「日本とシンガポール双方向の視点で日本をPRしていくこと」をコンセプトに、シンガポールの学生ボランティアによる琴の演奏や来場者が日本舞踊や茶道の体験ができるコーナー、JETAAが来場者に浴衣を着付けて日本の風景パネルの前で記念撮影をする浴衣の着付け体験など、シンガポール人の学生ボランティア、JETAAとクレア職員とで様々なイベントを実施しました。Japan Travel Fairの会場では、クレアブース以外でも、自分で飴細工を作るコーナーやバルーンアートのコーナーなど、珍しいもの好きでSNSにアップすることが好きな現地の人たちに体験型のイベントは大人気でした。
また、各日、栃木県佐野市の「さのまる」、群馬県館林市の「ぽんちゃん」、鹿児島県の「かごぶー」のゆるキャラ3体が参加して撮影会も行われ、クレアブース前に行列ができるほどの盛況ぶりでした。ゆるキャラは「Japan Travel Fair」のメインステージで行われたクイズ大会や写真撮影に参加し、来場者から「かわいい」と大好評でした。
ゆるキャラの集客力は抜群ですが、単なる日本のかわいいキャラクターで終わることがないよう、①来場者がゆるキャラと記念撮影をするときに自治体名をローマ字で書いたボードを持たせるなどしてイベント後に写真を見た時やSNSにアップした時にも、どこの自治体かが分かるように工夫する、②ゆるキャラを紹介する時には必ず地域の紹介も入れる、③地域の紹介文や情報が入った景品を渡すなど、自治体のPRにつなげる工夫も必要です。
さらに、特別ゲストとして、くまモンが登場し、大人気となっていました。
10月29日(土)、30日(日)の2日間、シンガポール高島屋前のニーアンシティ シビックプラザ屋外広場において、在シンガポール日本国大使館、シンガポール日本人会、シンガポール日本商工会議所などと共に、クレアシンガポール事務所も参加しているSJ50 Matsuri Steering Committee主催の「SJ50 MATSURI」が開催されました。
当日は日本の文化や物産などをアピールする「おまつりイベント」として、展示や販売が行われました。ステージイベントでは、書道パフォーマンスや空手のデモンストレーションなど、日本文化を紹介するイベントが数多く行われ、さらにクレアシンガポール事務所のサポートで、シンガポールの学生ボランティアによる日本舞踊やJET経験者による和太鼓の演奏が披露されました。
また、29日の夜には、「SJ50 MATSURI」最大のイベントとしてオーチャードロードを閉鎖して日本国大使やシンガポール政府の上級国務大臣をはじめとするVIPや日本から来たゆるキャラ、徳島県や東京都高円寺、シンガポール日本人会などから参加した総勢100人以上の阿波踊り連、一般の来場者など約2,000人によるパレードが行われました。
このパレードの様子は日本のメディアのほか、現地メディアで報道され、VIPに続いて行進したゆるキャラも現地のテレビ局で大々的に放映され、大きなPRに繋がりました。
今回のイベントは、日本とシンガポールの友好の絆の強さを改めて実感するものとなりました。次の100周年に向けてこの絆がこれからも継続されることが期待されます。