12月12日(月)、在シンガポール日本国大使館主催の天皇誕生日祝賀レセプションが開催され、当事務所では地方産品PRの協力を行いました。
各国の在外公館は毎年、その国の政府要人、国会議員、各国外交団、報道関係者、在留邦人等を招待して、天皇陛下の御誕生日を祝し、レセプションを開催しています。この天皇誕生日祝賀レセプションは、重要な外交活動の場でもあり、今年は篠田研次大使及びシンガポール政府マサゴ環境水資源大臣をはじめ764人が出席しました。さらに、シンガポールの同レセプションにおいては、地方自治体等がレセプション会場内において、地方の食などをPRする場が提供されています。
今回のレセプションでは、北海道、岩手県、福島県、茨城県、新潟県、静岡県、愛媛県、熊本県や鹿児島県などが出展し、当事務所は、岩手県、福島県、愛媛県、熊本県と鹿児島県のブースの支援を行いました。
福島県ブースでは「和牛」、「県産米のおにぎり」、「リンゴ」、「柿」、「ねぎ」や「日本酒」を、岩手県ブースでは「日本酒」や「県産米のおにぎり」を、愛媛県ブースでは「タイの刺身」や「鯛カツ」を、熊本県ブースでは「県産米のおにぎり」、「フルーツトマト」や「ばんぺいゆ」を、鹿児島県ブースでは「そうめん」、「焼酎」、「黒酢」、「お茶」、「和菓子」や「ケーキ」を提供し各地の地方色豊かな食をPRしました。
各ブースには食事の提供開始とともに長蛇の列ができ、いずれも30分程度でなくなるほど大盛況でした。
今回の支援を通じて得られた貴重な情報は次のとおりです。
・このような記念レセプションの出席者は、質の高い食品への関心が高く、発信力のある方が多い。
・調理パフォーマンス、流しそうめんなど特徴的な取組みが多くの出席者の足を止める。
・反応が良い商品については現地で購入できる店舗を質問されるため、その場所が分かるパンフレットは必須である。
・提供する商品の産地をイメージできるブースの装飾を行い、観光パンフレットも配布することで観光誘客の促進に資する。
クレアは地方自治体の国際化のため、このような貴重な機会をとらえて支援等を行い、そこで得られた自治体に役立つ情報を発信しています。今後も、当事務所はシンガポールを中心とした東南アジア各国における自治体への支援を積極的に行ってまいります。