群馬県と茨城県、栃木県の北関東三県は現在ベトナムでの販路開拓等を目指す「北関東三県海外展開プロモーション事業」を推進しており、ベトナム・ハノイのイオンモール・ロンビエン店内に三県合同のアンテナショップ「JAPANESE FOOD & GIFT SHOP IBARAKI TOCHIGI GUNMA」を2017年2月下旬までオープンしています。1月8日(日)には、アンテナショップ内で「ぐんまデー」が開催され、群馬県のPR活動を支援しましたので報告します。
1.ベトナムの現状
日本からベトナムへの日本食品の輸出額は平成27年で345億円と、増加傾向にあります。日本食レストランもハノイだけで200店舗以上もあり、経済発展と比例して、日本から進出する外食店も増加傾向にあります。(JETRO資料より)
また人口も平均年齢が29.2才(2013年)と若く、2030年には人口が1億人を突破すると予想されるなど、これから更なる発展が見込まれる国です。
2.イオンモールでのイベント
イオンモールは2014年にベトナム・ホーチミンに進出し、今回イベントを行ったロンビエン店はベトナムにおけるイオンの進出3号店となります。
イベントを行った日曜日にも、家族連れや若者などでにぎわいを見せていました。
会場では群馬県の大人気キャラクターぐんまちゃんが登場し、写真撮影会を行ったり、こんにゃく麺で作った焼きそば・パスタの実演販売、達磨、こけしの絵付け体験などを行い、多くの客でにぎわいました。
試食販売ではこんにゃく焼きそばが好評で、この他、玉こんにゃくなど様々な食材について、ベトナム人の味の好みや価格などに関する様々な反応を聞くことができました。
3 今後に向けて
今回はテストマーケティングの場として、アンテナショップを期間限定で設けました。価格については、現地では「高い」と感じる人が多いようでした。しかし、在留邦人も増加傾向にあり、また国民も若く人口増加が見込まれる可能性のある国であるため、今後も継続したPRや市場調査をしていくことが重要ではないかと感じました。