2月13日(月)伊勢丹シンガポールと宮崎県の連携協定式が行われました。クレアシンガポール事務所では、宮崎県からの依頼を受けて、連携協定式に同席しました。
伊勢丹シンガポールと地方自治体が連携協定を締結するのは今回が初めてです。これを契機に宮崎県のシンガポールでの販路拡大、輸出促進に向けた取り組みがさらに加速していきます。
キーワードは“継続”みやざきひなたフェアの開催
今回の連携協定締結にあたり、宮崎県は、2017年2月6日から16日までの11日間、伊勢丹スコッツ店で食品フェアを開催しました。今までも伊勢丹で開催される九州フェアへ参加してきましたが、宮崎県が単県でフェアを実施するのは初めてとなります。近年シンガポールでは、自治体フェアが毎月のように各地で開催されています。このような中で、フェア後、いかに継続販売に結びつけるかが自治体の課題となっています。
そこで今回のフェアでは、フェア終了後も県産品販売コーナーを設置したり、伊勢丹シンガポールの会員向け宅配サービスで県産品ギフトの販売も予定したりしており、フェアから継続販売につなげる取り組みも始まりました。
宮崎×伊勢丹シンガポール ~お互いの強みを生かした商品プロモーション~
伊勢丹シンガポールが持つ膨大な消費者情報と販促ノウハウ、宮崎県の持つ豊かな自然に育まれた安全安心で多様な県産品という、両者の強みを効果的に発揮するための取り組みも始まっています。今回のフェアに向けて、伊勢丹シンガポールのバイヤーを宮崎県に招へいし、宮崎県内の企業向けに商談会を実施したり、シンガポールの市場についてのセミナーを実施したりしました。今後も更なる交流に力をいれていくとのことで、来年度から食品展での県内学生のインターンシップも始まります。
連携協定式では、伊勢丹シンガポールの橋詰社長から「宮崎の県産品を知ってもらう、食べてもらうことは、宮崎に行ってみたいにもつながる。そういった人の交流の拡大にもお役に立ちたい。」という話がありました。宮崎県では、県内自治体を巻き込んで、フェアを活用したインバウンドのPR活動も今後実施していく予定です。連携協定をきっかけに、物産の販路開拓に留まらない、新しい自治体の総合的なPRの形に期待が集まります。