5月18日(木)及び19日(金)、宮崎県香港事務所が、シンガポールの伊勢丹スコッツ店で開催されていた九州フェア(5月12日~25日)の視察に併せて、現在、宮崎県産の豚肉(きなこ豚)を期間限定メニューで使用している飲食店を訪問し、今後の宮崎県産品取り扱いの可能性についてヒアリングを行いました。クレアシンガポール事務所は、事務所概要のブリーフィング及び訪問先への同行支援を行いました。
今回の九州フェアには宮崎県内の3つの事業者が出展していました。また、視察と併せて、現在、宮崎県産の農産物を伊勢丹で取り扱っている事業者とも意見交換を行い、今後、どのような農産物を取り扱っていくか、また、どのようなプロモーションが可能かといったことについて、具体的に話を進められていました。
宮崎県は、今年の2月に、地方自治体としては初めて伊勢丹シンガポールと連携協定を締結しました。その協定も活かしながら、シンガポールにおける更なる販路拡大、輸出促進に向けた取り組みが期待されます。
飲食店においては、シェフの方も交えて、宮崎県産豚肉を使用したメニューの反響や豚肉以外の宮崎県産品の取り扱いの可能性等について、意見交換を行いました。「飲食店で取り扱うには、デリバリーの頻度と量が課題である」「豚肉の銘柄によって冷凍への向き不向きがある」といった話をしながら今後に向けた検討を進められていました。宮崎県としては、既にシンガポール国内で宮崎県産品を取り扱っている事業者と、飲食店とを結び付けて、さらなる宮崎県産品の販路拡大に繋げていきたいとのことでした。宮崎が誇る多様な食材が、シンガポールの様々なレストランで提供される日も、そう遠くはないと期待しています。