宮崎市の商業労政課担当職員が、物産の海外販路拡大のための市場調査等を行うことを目的として、7月10日にシンガポールの関係機関を訪問した際に、当事務所で活動を支援しました。
シンガポールの概要や自治体の物産販路拡大の海外活動についてブリーフィングを行いました。クレアとしては、単県単市での活動だけでなく、地方単位やオールジャパンなど、広域で連携することでより効果的なPRが可能となる旨を説明しました。
担当者から、シンガポールにおける日本食市場の可能性についてブリーフィングをしていただきました。日本食のプレゼンスは引き続き高いものの、国別シェアでは11位と低調であるとのこと。
また、「販路拡大のため、これが正解というものはないが、百貨店での店頭販売だけではなく、料理教室やシェフをターゲットとするなど、違った切り口で攻めてみることも一つではないか。」というアドバイスや、「日本食といえば高級品であるというイメージが徐々に変化しており、現在は価格競争のステージに突入している。」といった話が印象に残りました。
昨年12月にオープンしたJRカフェは、シンガポールで一番高い高層ビルとして話題になっている「タンジョンパガーセンター」内に入居しており、これまでにも群馬県、長野県、静岡県等の多くの自治体と連携したイベントを開催しています。
このカフェの特徴として、来店者の多くが日本を訪れたことのあるシンガポール人であり、週末に来店する方の多くが訪日旅行に関する情報収集を目的としているそうです。このように自治体の新たな情報発信の場所として期待できる拠点の一つとなっています。当日は宮崎市との今後の連携の可能性について、ざっくばらんな意見交換が行われました。
今回、当事務所ではアポイント取り付けやアテンド、現地ならではの現地情勢のブリーフィングなどのお手伝いをさせていただきました。今後とも自治体の海外活動をサポートしてまいりますので、当地での活動をご検討される際には是非当事務所までご相談ください。