宮崎県立宮崎大宮高校の2年生7名が、文部科学省指定のスーパーグローバルハイスクール研修の一環で、宮崎の特産品の販路拡大調査や現地高校との交流のためシンガポールを訪れました。調査は7月24日から29日にかけて行われ、シンガポール事務所では、訪問先の相談から現地高校のマッチング支援及びシンガポールの概要等のブリーフィングを行いました。
シンガポールの概要や宮崎県の物産販路拡大の海外活動についてブリーフィングを行いました。また、自治体職員として海外で勤務することの意義や普段の生活ぶりなどを話しました。
PJCは2011年に当所が日本の高校を紹介した実績があり、今回の宮崎大宮高校の訪問の申し入れに快諾いただきました。
双方の学校紹介の後、宮崎大宮高校から、「災害時の水不足、味覚と色彩に関する日本とシンガポールの違い、甘酒・ゴーヤ・釜炒り茶・ブラックバスのシンガポールでの販路開拓」といった自主研究に関する発表を行い、シンガポール人の観点から様々な意見を聴取することが出来ました。実際に宮崎の特産品の甘酒やゴーヤなどを試飲・試食してもらい、率直な感想をもらいながら研究に対するアドバイスをもらいました。
また、この日は様々な人種が一つの国で共生するために必要な相互理解を促進する日「Racial Harmony Day(民族融和の日)」を記念したイベントが開催されており、様々な民族縁の出し物やブースが設置されていました。生徒たちにとって、日本では経験することがない貴重な経験となりました。
研修期間中の振り返りとして、各人が設定した研究テーマの発表会を当事務所会議室で開催しました。生徒たちはこの発表に先立ち、現地スーパーでの実地調査や上記学生への聞き取り調査などを行いました。
当所からは、プレゼンに対する質疑やアドバイスをさせていただき、これらを基に日本で最終的な報告書を取りまとめるとのことです。
今回の活動支援は当事務所としても、現地高校を実際に訪問し、若者交流の重要さを再認識する非常に貴重な機会となりました。
今後とも自治体の海外活動をサポートしてまいりますので、当地での活動をご検討される際には是非当事務所までご相談ください。