2017年10月19日(木)にフィリピンのケソン市のホテルにおいて、帰国JET歓迎会を開催しました(在フィリピン日本国大使館共催)。今回の帰国者は元ALT1名のみで、フィリピンがJETプログラムの英語圏に認定されてから初の帰国者です。フィリピンでの帰国JET歓迎会は初開催であり、日本人会や日本人学校関係者のほか、フィリピンの政府関係者や教育関係者など多くの方にご出席いただきました。
歓迎会では、クレアからJETプログラムの概要説明を行った後、帰国JETから活動報告も行われ、JETプログラムを知っていただく大変いい機会となりました。また、この歓迎会はJETAA(※)フィリピン支部設立に向けた決起会も兼ねており、会の中で帰国JETと大使館、クレアで連携してJETAAを設立することが確認されました。
フィリピンは2016年からJETプログラムの英語圏に認定され、現在52人がJET参加者として活躍しており、今後も同国からALT(外国語指導助手)としての参加が多数見込まれます。現時点では元JET参加者の数は決して多くはありませんが、小さく生んで大きく育てるという考えのもと、両国と日本及び元JET参加者が赴任していた地域との架け橋として活躍していただくためクレアではJETAAの設立を支援しています。
※『JET Programme Alumni Association』の略称で、JETプログラム参加者が任期終了後も引き続き日本と母国との架け橋として活動する任意団体。現在、世界16ヵ国に53の支部があり、2万4千人以上が参加。それぞれの国で開催される観光イベント等へ参加・協力し、日本各地の情報発信、イベントの企画・運営などを行う貴重な知日・親日派団体。
フィリピン国内にあるサントトーマス大学、デラサール大学、アテネオ大学という3つの私立大学で4回のJETプログラムの広報を行いました。
大学での広報では、クレアからJETプログラムの概要説明を行い、クレアと大使館から今年度の募集、応募手続きに関する説明などを行いました。
また、前述の帰国JETも全日程参加し、自身のALTとしての経験を発表し、各大学30~50人の参加者はみな大変熱心に聞き入っていました。最後の質疑応答では多くの質問も寄せられ、関心の高さが伺えました。
JETプログラム英語圏となったフィリピンでは、今後も多くの参加者が見込まれます。より優秀な人材に応募していただくために、クレアシンガポール事務所では、大使館や元JET参加者と連携して今後もフィリピン国内の大学へのJETプログラムの広報に力を入れていきます。