7月9日(月)、群馬県主催の「群馬県魅力紹介セミナー」がマレーシアのクアラルンプールで開催されました。
今回はその様子と、翌日に実施された、群馬県大澤知事による、地元ショッピングモールでのトップセールスの様子、群馬県食材を使用したABCクッキング教室の視察風景をご紹介いたします。
1 「群馬県魅力紹介セミナー」
群馬県は3年ほど前から、ASEAN諸国の中では主にシンガポールで物産・観光のPRを行ってきています。そして現在、その経験を生かせる次なる有望市場として、マレーシアを新たなターゲットに据え、PR活動を展開しています。
セミナーでは、当事務所OBの群馬県職員が、マレーシアの官公庁や旅行業界、食品の流通業界、メディア関係者など約50名の招待客に対し、草津や万座などの温泉とスキーが同時に楽しめる施設が多くあること、実はコンニャク芋の生産量が全国シェアの約9割であること、伝統工芸品として有名な高崎だるまがあることなど、群馬県の様々な魅力を英語で紹介しました。
また、セミナー後に開催されたレセプションでは、群馬県産の食材を使用した料理や地酒が振る舞われ、参加者はそれらに舌鼓を打ちつつ、今後のビジネスに繋げるべく、積極的な意見交換やネットワーキングが行われていました。
2 「AEON Mid Valley」での群馬県知事トップセールス
「AEON Mid Valley」はクアラルンプールの中でも、中間所得者層向けのショッピングモールです。
売り場には、群馬県産のやまといもやみょうが、ブルーベリーなどが並べられ、その横ではそれらの食材を使ったレシピの紹介と試食も行われていました。また、大澤知事は他の売り場も視察され、マレーシアの方々がどのような食材を購入しているかなど、売り場担当者に熱心に質問されていました。
3 群馬県知事による「ABC Cooking Studio Malaysia」での群馬県食材を使用した料理教室の視察
「ABC Cooking Studio Malaysia」はクアラルンプール中心部にある「Pavilion Kuala Lumpur」内に立地し、日本同様、主に女性の支持を受けている料理教室です。
大澤知事は生徒達による調理の様子をご覧になった後、ABCクッキングの担当者と意見交換をされ、「地元の特に若い農家の方々に、自分達が育てた食材が海外でも使用されているということを知ってもらうことで、より具体的なビジョンを持って農業に取り組んでもらえるようにしたい」という、食材だけでなく生産者育成に掛ける思いも語られていました。
今回の群馬県単独での教室開催は、今年2月に当事務所が「ABC Cooking Studio Singapore」と連携して実施した事業に参加したことがきっかけとのことです。
今後もこのようなきっかけ作りができるよう、より一層努めてまいります。