大盛況の瀬戸内エリア魅力発信セミナー!
瀬戸内エリアと聞いて、何を思い浮かべるでしょうか。美しい瀬戸内海の夕暮れ、平家物語の舞台となった屋島、壇之浦、厳島神社、各地方の日本酒、新鮮な海の幸など、その人の趣味や好みにより色々なものが思い浮かぶと思います。
魅力にあふれ、関西から交通の便も良い瀬戸内エリアですが、残念ながら海外からの認知度はまだまだ低いのが現状です。今回、瀬戸内の認知度を高める機会として行った訪日セミナーで、クレアシンガポール事務所の職員も瀬戸内の魅力をPRしましたので報告します。
1 瀬戸内エリア魅力発信セミナーについて
7月17日(火)18時30分より、JCC(ジャパンクリエイティブセンター)において、セミナーを開催しました。JR西日本シンガポール支店が中心となり、瀬戸内6県(兵庫県、岡山県、広島県、山口県、愛媛県、香川県)が合同で、プレゼンテーションを行いました。クレア職員は兵庫県、岡山県、山口県を担当し、それぞれ派遣元の地域の魅力を紹介しました。そのほか、愛媛県はシンガポールに駐在されている職員の方が、また広島県、香川県では、日本から職員の方が来られプレゼンテーションを行いました。
2 セミナーの様子
これだけ多くの県が集まって行われるセミナーというのも珍しく、またラッキードローでは豪華賞品をそれぞれの県から提供するということもあって、会場は事前告知で既に定員に達し、当日も開始前からほとんどの席が埋まってしまっていました。そして、開会した際には、立ち見も出るほどの盛況でした。
今回は各県がそれぞれの魅力を紹介するだけというのではなく、4つのテーマ「お酒、お土産、郷土食、観光スポット」を決め、それに沿って各県がとっておきの物や場所を紹介しました。
また、例えばお酒であれば、使用される米や水、麹によって味が変わり、それが各地域の特色となっていることなどそれぞれのテーマの地域における特色などの説明を加え、テーマの紹介後はこれらの地域を巡るルートの紹介をJR西日本のシンガポール支店の職員の方にしていただきました。これらにより、地域による特色を理解してもらえるとともに、ルートを提示することで、具体的に旅行するためのイメージをもってもらえる非常によい工夫だと感じました。
お酒というテーマでも、兵庫県の「灘五郷」と広島県の「西条」だけでなく、各地域の米、麹、清流が育んだそれぞれ魅力あるお酒があり、味わいは異なります。お土産で言えば、山口県のういろう、岡山県のジーンズなど歴史あるもの、近年良さが再認識されたものなど様々ですし、郷土食では愛媛県のタイ、香川県のうどんなどの他、各地域に有名なものがあります。我々プレゼンターもできるだけたくさん紹介したいとの思いから、持ち時間をオーバーしてしまうこともありましたが、来場者はそれぞれの紹介を熱心に聞きながら、メモしたり、スライドを写真に撮るなど、飽きることなく聞いてもらうことができました。また、我々自身もテーマを決めてその中でそれぞれの県の魅力を紹介しましたが、思った以上にバラエティに富んだ紹介ができたと感じました。すぐ隣の県であっても名前だけしか知らない場所や物もあり、改めて地域の様々な魅力に触れることができました。そして、これらをどの県も、自治体職員が自ら伝えるということも来場者が真剣に聞いてくれた要因だと思います。やはり、自分たちの地域の魅力を自分たちで自信を持って、たどたどしい英語になったとしても、説明することは説得力があると思います。
3 セミナー終了後のラッキードロー・試飲会
セミナーが終了した後は、ラッキードローを行いました。来場者全員に商品が当たるのですが、内容は非常に豪華で、今治タオルや萩焼、シャインマスカットも提供されました。そして、試飲会では、紹介されたお酒が振る舞われ、各県のお酒を楽しんでもらいました。やはり同時に何種類かのお酒を飲むと、味や香りの違いが明確で、我々の説明にうなずきながら飲まれている姿が印象的でした。
4 セミナーを終えて
こういったセミナーは日本の多くの県や地域が行っていると思われますが、シンガポールの訪日客は1週間程度滞在し多くの地域を周遊されますので、1つの県だけでなく、地域でまとまって紹介し、ルートなども提案できると、大変喜ばれると思います。
また、既にリピーターの方も多いので、ぜひ地域で協力しながら、セミナーも開催してみてはいかがでしょうか。我々クレアシンガポール事務所でも全力で支援していきます!