シンガポールマラソン受付会場にて ワールドマスターズゲームズ2021関西大会をPR‼

2018年12月5日から12月8日までにかけて、ASEAN地域最大のマラソンイベントであるシンガポールマラソンの受付会場において、ワールドマスターズゲームズ2021関西大会がブースを出展しPRを行いました。シンガポールにおける同大会のPRは、今年9月にシンガポール国立競技場でシンガポール・スポーツ・ハブと日本人会が共催した夏まつりに続き2回目となります。シンガポール事務所では、今回もブースの運営支援を行いましたので、その概要をご報告します。

1 国内外から約5万人のランナーが参加

シンガポールマラソンには、例年約5万人のランナーが参加します。
国籍別では、約半数がシンガポールであるほか、マレーシア、インド、フィリピン、中国、日本、インドネシア、英国、オーストラリア、米国と続きます。また、居住国別では、約8割がシンガポールであるほか、マレーシア、インドネシア、中国、フィリピン、日本、タイ、香港、インド、米国と続いています。
他方、年齢別では、ワールドマスターズゲームズの参加対象となる30歳以上の参加者が約7割となっています。
このように、国際色豊かな生涯スポーツのイベントである点が、同大会の特徴です。ワールドマスターズゲームズを広く海外に向けてPRする場として絶好の機会であることから、今回ブース出展が行われました。

2 日本の自治体等によるジャパンエリアが初登場

日本の自治体からは兵庫県がワールドマスターズゲームズと共同出展したほか、北海道、長野県・松本市、静岡県・沖縄県、山陰インバウンド機構の出展により初めてジャパンエリアが構成され、各地のマラソン大会と観光のPRが行われました。
企業・団体による出展エリアは出口に向けて一方通行とされていたので、受付が行われる4日間に約5万人のランナー全てがブースの前を通ります。足早に出口へ向かうランナーが多い中、ジャパンエリアに展示された美しい日本の風景に思わず足を止め、何をPRするブースかとエリア内を見回すランナーの姿も少なからず見受けられました。

3 来場者の声

ブースでは、「前回のオークランド大会に参加したが素晴らしかった。次回の関西大会も楽しみにしている」、「日本はシンガポールから距離的に近いので、是非参加したい」といった前向きな意向や期待が多く寄せられました。
他方、「30歳からマスターズの参加対象になるとは初めて聞いた」、「35種目も開催される大会だとは知らなかった」という声も聞かれました。
シンガポールをはじめとする東南アジアではまだまだ生涯スポーツの国際大会の認知度が低く、さらなる広報努力の必要性も感じました。

4 所感

2019年ラグビーワールドカップ、2020年東京オリンピック・パラリンピックを「みる」ことで高まるスポーツへの機運を、2021年ワールドマスターズゲームズの「する」スポーツへとつなぐことが出来るかが、一連の事業の成果を左右するひとつの鍵となっています。
今回のシンガポールマラソンでは、東京都大田区派遣の職員がワールドマスターズゲームズのTシャツを着用してフルマラソンに参加し、ブース以外でのPRにも貢献しました。
シンガポール事務所としても、3年間にわたるゴールデンスポーツイヤーズをますます盛り上げて行けるよう、所管国での広報活動を支援してまいります。

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