2019年8月30日から9月1日まで、タイ・バンコクの大型商業施設サイアムパラゴンにて「バンコク日本博2019」が開催されました。シンガポール事務所では、同イベントにブースを出展した広島県の活動を支援しました。
2019年12月より、広島・バンコク(ドンムアン)間の直行定期便の運航が始まります。航空会社はタイのLCC、ノックエアで、定期便としては日本初就航となります。運航便数は週3便(往復)です。両都市間における約10年ぶりの定期便を利用して、より多くの人に広島を訪れてもらうべく、県は今回のイベントにブースを出展し、新規就航路線及び観光PRを行いました。
広島に行ったことのない人も多く、景観美と知名度から宮島が人気でした。他にも写真・動画を見て花畑やうさぎ島に興味を持った人からは、アクセスはもとより、見るためには何月頃行くべきか、冬の気温はどのくらいか、といった旅行時期に関する質問が多く、実際に計画を立ててもらうには細やかな情報の提供が望ましいと再認識しました。
また、ブースでは、県の観光情報を発信する英語版Facebookにいいねをしてくれた人にけん玉を体験してもらい、成功率に応じてノベルティを渡すアトラクションを行いました。タイではSNSが活発※注1だと聞いてはいましたが、実際に年齢・性別問わず、ためらいなくQRコードを読みとって参加する姿に、あらためてその浸透具合を実感しました。多くの人が利用しているだけでなく、ブースでの単発PRに終わらず継続的に情報を届けるという趣旨でも、SNSの活用は価値があるように思います。
今回のイベントは「日本博」ということで、日本に関心のある来場者が多く、訪日経験者も少なくありませんでした。とはいえ、主な旅行先は東京近郊や関西圏等で、広島はまだまだマイナーであり、広島の場所そのものや、東京・大阪・福岡等からのアクセス方法を説明することも多かったです。直行便を最大限に活用し旅行先に選んでもらうためにも、引き続き魅力を伝えていくことが欠かせないと感じました。
(注1)タイでは人口の82%に当たる約5700万人もの人がインターネットを利用しており、人口の74%となる5100万人がSNSを利用。SNSのなかではFacebookの使用率が93%とトップ。
(出典:訪日ラボ)https://honichi.com/news/2019/04/10/snsthailand/