シンガポーリアンに瀬戸内の魅力を発信!

2019年9月18日、シンガポール事務所ではJR西日本シンガポール支社と共催で、瀬戸内各県とも協力し、JCC(ジャパン・クリエイティブ・センター)にて、瀬戸内地方の魅力発信イベントを実施しました。 

◆目的

シンガポールから日本を訪れる方は年々増加しており、2018年には43.7万人(前年比8.2%)を超え、2019年も堅調に推移しています。シンガポール人のFIT(個人旅行)比率は約90%と訪日全体比率約65%よりも高く、また、訪日回数も2回以上の旅慣れた方が多く、ゴールデンルート・北海道・白川郷高山の次の目的地を探している様子が伺えます。
一方で訪日シンガポール人ののべ宿泊数200万泊のうち、瀬戸内地方は2.8%と、多様な魅力がある地域にも関わらず認知が進んでいないことから、今回、冬~春の旅行に向けて次の目的地を探すシンガポール人に対し、瀬戸内地方の魅力と共に目的地に至るまでの行程も含めて伝えるイベントを開催しました。

◆イベントの様子

当日は、約70名の参加者に対して、瀬戸内7県(兵庫、岡山、広島、山口、福岡、香川、愛媛)の観光・食の魅力をリレー形式でプレゼンするとともに、JR西日本による周遊ルートの提案を行いました。クレアからは、職員3名がそれぞれの派遣元(兵庫県、広島県、福岡県北九州市)について、インスタ映え、特別な体験、家族で楽しめることなどの観点から、出身者ならではの視点でPRしました。発表者の熱の入ったプレゼンに、インターネットやパンフレットだけでは分からない魅力を感じてもらえたのではないでしょうか。
会場では、インスタ映えする写真スポットや料理を紹介すると歓声が上がったり、周遊ルートやお得なパスの情報のスライドになるとスマホで写真を撮ったりするなど、参加者も大変興味を持って耳を傾けていました。QAセッションでは、しまなみ海道サイクリングに関して「11月に行きたいが寒くないか」、「一部だけでも楽しむとしたら最低何時間必要か」など、実際の旅行をイメージしながらの質問が相次ぎ、訪問に対する期待が持てました。プレゼン後は各地の酒やお菓子の試飲・試食、ラッキードローも行い、盛況のうちに幕を閉じました。
多くの参加者から、「イベントを通じてより瀬戸内に興味がわいた」、「楽しく参考になるイベントだった」とのフィードバックをもらい、プレゼン側として手ごたえを感じました。特に今回は、各地の多様な観光要素の紹介に留まらず、それらを効率よく回る現実的な周遊ルートを提案したことで、瀬戸内が初めての人でも旅行計画が立てやすくなることが期待されます。シンガポール事務所では、今後も様々な機関と連携しながら、効果的な地方の魅力発信に取り組んでまいります。

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