2019年7月1日(月)~3日(水)に島根県松江市職員が来星し、現地の旅行会社へ市の観光PRおよび意見交換を行いました。クレアシンガポール事務所では、訪問先への同行支援を行いました。
以前から松江市と交流がある現地旅行会社では、以前実施した松江市を観光ルートとするツアーのフィードバックと今後について意見交換を行いました。「10分程度とはいえ、坂道を歩く行程について説明をしていないと、不満をもつ方がいる。」「畳づくりや紙漉きなどのアクティビティは近年評判がいい」「一次産業がないシンガポールでは、子どもの教育のためにも、果物狩りの評判がいい」など、シンガポール旅行者の嗜好について、市の観光を売り込む際に参考となるご意見をいただきました。
また、別の旅行会社では、島根県が実施するレンタカーの助成制度について、大きな関心を持っていただきました。個人旅行が増えてきている近年、移動の手段としてはもちろん、ドライブそのものを楽しむため、レンタカーの需要が増えているとのお話を伺いました。海外でドライブそのものを楽しむというのは、国土の狭いシンガポールならではの嗜好ではないかと感じました。旅行会社との連携などで売り込むことができれば、誘客の拡大に繋がるのではないかと思います。
今回の同行支援を通じて、やはりツアーに添乗した方や顧客からのフィードバックをどうするかが観光PRを推進していくうえで必要だと感じました。こうした意見交換等をとおして、「自治体が良いと思っている(売り込みたいと思っている)もの」と「現地の方のニーズ」のギャップを埋めていく作業が大事だと思いました。