2021年11月30日(火)、クレアシンガポール事務所は、海外経済セミナー「東南アジアにおけるEC市場」をオンラインで開催しました。本セミナーは、成長著しい東南アジア市場への展開のヒントとなる情報を自治体の方々に提供するために開催しているもので、今年度2回目となる今回は、盛り上がりを見せている東南アジアのEC市場をテーマに、当地の第一線で活躍されている方々を講師に迎え、ご講演をいただきました。
<プログラム>
14:00~14:05 開会挨拶 |
14:05~14:40 基調講演 |
14:40~15:05 自治体事例紹介 |
15:10~15:35 市場動向① |
15:35~16:00 市場動向② |
まず基調講演として、地方自治体と中小企業の海外展開支援などを行い、クレアのプロモーションアドバイザーとしても活躍されているVINTAGE MANAGEMENTの安田氏から、対面販売とECの違いや東南アジアにおけるEC市場のトレンドなどについてお話しいただきました。
次に、東南アジア大手のECモール「LAZADA」への出品など、シンガポールにおける販路開拓に取り組んでいるJETROシンガポール事務所(石川県 共同事務所)の濱家氏から、石川県のシンガポールにおけるB to B、B to Cの取組などをご紹介いただきました。
また、セミナー後半では、業務用・小売用食材を取り扱う在星日系食品商社で、ECサイト「Groceries by umamill」を運営しているIMEI(EXIM)の菱沼氏と、クーポン配信などにより在星日本食レストランの店舗集客を行うサイト「J Passport」を運営し、同サイト内の会員に向けて日本商品の販売を行っているReginaaの大畠氏から、ECサイトで売れる商品の特徴や効果的な販売方法などについてお話をいただきました。
セミナーには自治体職員など76名の方々にご参加いただきましたが、セミナー後に実施したアンケートでは「ECを活用して海外消費者にモノを売る際のポイント等、大変参考になった」、「現地の市場の動向や自治体のプロモーション事例が具体的に紹介され、今後の業務のヒントとなる点が多く、勉強になった」など、多くの方々から「大変参考になった」というご意見をいただきました。
また、「食品や日用品などについて現地の方の買い物事情が知りたい」、「現地のインポーターや小売店の方などの講演も聞きたい」といった、より詳細な現地情報を知りたいというご意見もいただきました。この点については、現地に駐在しているメリットを最大限に活かし、当セミナーや別の機会も活用して、自治体の皆さんが知りたい現地情報を提供できるように、その実施方法などについて検討していきたいと考えています。
今年度はオンラインで開催した当セミナーですが、より自治体の皆様に有用なセミナーとなるよう、実施形式についても改めて検討していく予定でおります。今後もこうした機会を通じて、自治体にとって役立つ東南アジアの最新情報を積極的に発信していきますので、是非ご活用ください。