2022年2月9日(水)、クレアシンガポール事務所は、ブルネイ大学の学生を対象としたオンラインセミナーを開催しました。本セミナーは、日本への留学を控えた同大学の学生を対象に過去2回開催され、2020年度はコロナ禍の影響で延期されていたところ、今回は初のオンライン開催となり、約40名の学生・教授が参加しました。
当セミナーは、当事務所職員が日本社会に関する英語プレゼンテーションを行った後、学生や教授とのグループセッションを実施することで、ブルネイの学生が、日本について理解を深めることに貢献するとともに、ブルネイの人々との交流を通じ、職員の英語能力や国際的な資質の向上を図ることを目的としています。
セミナー実施に際し、学生の関心が高い日本関連のテーマを事前に教授から聞き取りを行い、それに基づいて3名の職員が英語でのプレゼンテーションを行いました。各テーマは「日本の大学教育」、「東京におけるムスリムコミュニティ」、「日本のソーシャルエチケット」についてであり、プレゼン後は、グループごとに意見交換の場を設け、各グループで活発な意見交換がなされました。学生からは、「日本の水際対策や隔離等はどうなっているか」、「コロナ禍で日本の学生はどのような生活を送っているのか」、「東京から低予算で行ける国内の旅行先はどこか」、「クリスマスの他に宗教にルーツのある、日本で有名なイベントは何か」、「宗教的にアルコールを飲めないが、飲み会に誘われたらどのように対応すればよいか」といった具体的な質問が活発に寄せられ、日本に対する幅広い興味が窺えました。
大学セミナー終了後、大学側から今後もセミナー実施を通じて連携を強化していきたいとの提案がありました。シンガポール事務所では、今後もこうした活動を通して、ASEAN及びインド、スリランカの関係機関とのネットワークの構築・強化に努め、日本の自治体の海外活動へつなげてまいります。