クレアシンガポール事務所は、2016年9月5月及び6日に大韓民国全羅北道郡山市で開催されたUCLG ASPAC総会に出席しました。
UCLG ASPAC(United Cities and Local Governments Asia Pacific)は、地方自治体の相互の協力や国際社会の地方自治体関連組織との連携を通じて地方自治体の価値観、目的、共益を追求することを使命として組織された団体であるUCLGのアジア・太平洋地域支部です。地方自治体会員、国際地方自治体組織会員、準会員に会員区分されており、日本では、静岡市と浜松市が地方自治体会員、クレアが国際地方自治体組織会員として参加しています。
なお、本部がインドネシアのジャカルタに設置されていることから、シンガポール事務所が所管エリアを超えて対応しているものです。
2 日本の地方自治体職員が国際会議でプレゼン
今回は、石川県職員が、2011年6月に日本で初めて世界農業遺産に認定された石川県能登半島に広がる「能登の里山里海」について、行政、大学と地域が連携して行っている取組みについて講演を行いました。農業の取組みへの海外の地方自治体の関心は高く、講演が行われた会議室では多くの参加者が熱心に耳を傾けていました。
石川県職員による今回の講演は、石川県と全羅北道は「友好交流に関する合意書」を取り交しており、交流を行う中で2015年に全羅北道知事が石川県を訪問した際、講演依頼をされたことにより実現したものです。
UCLG ASPAC事務局からは、日本の地方自治体と海外の地方自治体との友好協力関係を築くため、CLAIRには日本の地方自治体との窓口としての協力を依頼されています。
今回の会議には大韓民国内務大臣、全羅北道知事、インド・コーチ市長など海外の地方自治体の代表者が出席しており、このような国際会議へ参加し各代表者と直接意見交換を行うことで、効果的な地方自治体のPRに繋がります。このため当事務所としては、今後とも日本の地方自治体の国際会議への参加を積極的に支援していきたいと考えています。