フィリピン地方行政セミナー開催
クレアシンガポール事務所は、2024年10月24日(木)、フィリピン内務地方自治省地方行政学院(Local Government Academy)(以下「LGA」という。)が主催するセミナーにパートナー団体として参加しました。
当初はフィリピンのルソン島北部にあるバギオ市での参加を予定していましたが、台風の影響によりクレア職員を含む日本側の参加者は急遽マニラ市内からオンラインで参加をすることとなりました。ハイブリット形式で開催された本セミナーには、フィリピンの自治体の首長及び職員が数多く参加し、臨場感あふれるセミナーとなりました。
【オンライン参加の様子】
姉妹都市セッション
昨年、日本とASEANの友好協力関係が、節目となる50周年を迎えたことを踏まえ、シンガポール事務所では日本と東南アジアの国々の自治体間における、新たな姉妹都市提携を推進しています。
本セミナーでは、プログラムの一環として日本とフィリピンの姉妹都市交流事例の発表が行われました。日本側は高知県シンガポール駐在員の西森弘登氏、フィリピン側は同県の姉妹都市であるベンゲット州のデルニア・D・フアン農業局長にご登壇いただきました。
西森氏の発表では、主に農業分野における技術研修プログラムや、姉妹都市交流40周年を記念したベンゲット州での桜の植樹祭など、これまでの交流実績について発表いただき、フアン氏からは、姉妹都市提携を結ぶに至った経緯や、交流を通して得たメリットなどを発表いただきました。
質疑応答では、ベンゲット州以外の自治体職員から、質問者の自治体と高知県との新たな姉妹都市提携締結への可能性や、提携へ向けたプロセスについてなど、前向きな質問が寄せられました。
【講義を行う西森氏】
最後に
今回のセミナーは、当日参加者が120人、アーカイブ配信視聴者が328人、総勢448人にご参加いただき、両国の自治体間における連携の重要性を再確認するとともに、今後のさらなる交流促進に向けた有意義な機会となりました。
シンガポール事務所では、今回のカウンターパートとなったLGA等との連携を深め、日本とフィリピン双方の課題解決や地方自治体間の交流につながる取り組みを行ってまいります。