2016年3月10日から13日にかけて、シンガポール国内最大級でアジア各地からもバイヤーが集まるインテリアデコレーションアイテム(家具を除く。)の展示会「The Décor Show 2016」に、日本の各地域の伝統工芸品の販路開拓を目的として、「JAPAN Traditional Crafts ~TAKUMI~」と冠したブースをクレアシンガポール事務所として初出展しました。
この展示会は、最終日の午前までは卸、小売店、デザイナー、ホテル、建築関係会社などのバイヤー向けに、同日の午後は一般客向けに開催されました。
シンガポールにおける日本の物産の販路拡大といえば食品が中心を占める中で、伝統工芸品にスポットを当てた初めての試みであり、青森県、栃木県、富山県、京都府、兵庫県、大阪府、山口県と福岡県の伝統工芸品10点を展示し、室内での使い方を提案しながら伝統的な技法と匠の技をPRしました。
世界でONLY ONEのかんぴょうスピーカー、動きがユニークなからくり人形、デザインがユニークなブナ照明などの見た目にわかりやすく特徴的な商品が来場者の注目を集めたほか、鉄瓶が特に中華系の来場者の注目を集めていました。
しかしながら、来場者は価格に非常に敏感であったようであり、価格に見合う以上の質の高さを納得いただけるかがカギとなりそうです。
今後もアジアの情報発信のハブ機能を有するシンガポールから日本の伝統工芸品に対する認知度を高め、東南アジア地域への販路開拓に向けて取り組んでいきたいと考えており、平成28年度も出展予定ですので、自治体の担当課におかれましては、ご関心を持っていただけましたら幸いです。案内の詳細は、本年夏以降に、当事務所のメールマガジン、ホームページやフェイスブック等で告知いたします。
(梅澤所長補佐 長崎市派遣)