クレアシンガポール事務所は、フィリピン旅行業協会が主催する「Travel Tour Expo 2017」に参加し、日本政府観光局(以下JNTO)バンコク事務所と連携して訪日観光PRを実施しました。
今年で24回目を迎える「Travel Tour Expo 2017」はフィリピン最大級の旅行博です。日本から初参加した東京都観光財団や栃木県日光市を始め、大阪観光局など20団体がフィリピンの来場者に日本の観光PRを行い、併せて現地旅行事業者が訪日旅行商品を販売しました。
国民の平均年齢が23歳と非常に若く日本アニメで育ってきた現代の20~30代のフィリピン人にとって、日本は最大の夢の国です。
特に子供が多く家族で楽しめるディズニーランドやUSJ等のテーマパークへの興味が強く、質問も集中しました。
フィリピンマインドを表す言葉として7つの「F」があると言われています。その「F」とは、「Family(家族)」「Faith(信仰)」「Friendly(友好的」「Face(面子)」「Food(食事)」「Forget&Forgive(水にながす)」。この7つの「F」を念頭に置きながらPRするとフィリピン人の心をわしづかみにすることができます。
フィリピンでは、Facebookやインスタグラム等を使った情報発信が活発です。ブースに来場したお客様の中には、「Facebookに更新するため旅行や新しい場所に行き、その写真を友達に自慢する!」と楽しそうに話してくれました。家族友人が世界に広がっているフィリピン人にとって、簡単に、そして確実に世界中の相手に伝えたいことが伝わる情報発信ツールは、絆を深める大切なコミュニケーションとなっているのです。そのため、日本的な風景やわかりやるいアイコン、美しい風景などは絶好のフォトスポットとして人気なのです。
フィリピンではごみの焼却が禁止されているため、自然分解されないビニール袋がたまり、その結果、排水路が詰まりそれが洪水の原因となるため、首都圏(マカティ市)などでは、プラスティックのレジ袋が条例により禁止されています。そのため、旅行博においてもエコバックや紙袋が活用されていました。各国の事情にもよりますが、エコバック等、フィリピンの実生活で活用できるものを観光PRチラシと共に配布することで、より手に取っていただけるのではないかと感じました。
当事務所では、引き続きASEAN諸国の訪日旅行市場最新情報を収集し、関係機関とも連携しながら地域の魅力を発信していきます。
概要 | フィリピン旅行業協会(PTAA: Philippine Travel Agencies Association)が主催するフィリピン最大規模の国際旅行博覧会。 |
開催期間 | 2017年2月10日(金)~2月12日(日) 10:00~21:00 ※12日は~19:00 |
開催場所 | フィリピン・マニラ首都圏 SMX Convention Center |
対象 | 一般消費者 |
入場料 | 60ペソ |
出展団体数 | ジャパン・パビリオン共同出展団体20団体 (全出展団体約330団体) |
※ Travel Tour Expoはフィリピン旅行業協会主催で年に1回(2月頃)マニラ首都圏主要コンベンションセンターにて実施します。今後の予定など詳細については、JNTO日本語サイト(http://www.jnto.go.jp/jpn/)の下部にあるイベントスケジュールを随時御確認ください。