海外経済セミナーをウェビナー形式で開催!

 2020年10月13日(火)、クレアシンガポール事務所、本部経済交流課共催で海外経済セミナーを開催しました。
 本セミナーは、成長著しい東南アジア市場への展開のヒントとなる情報を自治体の方々に提供するために例年東京で開催してきました。しかし、8回目を迎える今回は、新型コロナウイルスの影響を踏まえ、ウェビナー形式で開催することとなりました。
 新型コロナウイルスの世界的な流行により経済活動や社会生活に大きな影響が出ており、特にコロナ禍前において、東南アジア諸国で多数開催されていた展示会や商談会は中止や延期を余儀なくされているほか、堅調に推移していたインバウンド需要への影響も計り知れないものがあります。そうした中で自治体においてはwithコロナ、ポストコロナの事業展開を検討するにあたり、現地の最新情報を入手することが重要となっています。
 今回のセミナーでは、そうした状況を踏まえ「東南アジアの販路開拓、インバウンド」をテーマに現場でご活躍されているトップランナーの方々4名を講師にお迎えし、東南アジアにおける新型コロナウイルスの現状やそれを踏まえた販路開拓、インバウンドの方策について最新かつ具体的な情報を伝えることが出来るプログラムとしました。

<プログラム>

13:00~13:10

開会あいさつ

クレア 常務理事 南光院 誠之

13:10~14:00

販路開拓

講演①

「東南アジア販路開拓の基礎知識」

ビンテージマネジメント(株)代表取締役社長 安田 哲 氏

14:00~14:50

講演②

「東南アジアにおける自治体の海外展開の方策について~ベトナムでの事業展開を中心に~」

スターマーク(株) 代表取締役 林 正勝 氏

14:50~15:00

~休憩~

15:00~15:50

インバウンド

講演③

「東アジア市場の概況について」

(株)アジアクリック General Manager 小桑 謙一 氏

15:50~16:40

講演④

「ムスリム対応について」

(一社)ハラル・ジャパン協会 代表理事 佐久間 朋宏 氏

16:40~16:50

事業紹介

クレアシンガポール事務所、経済交流課

 セミナー前半の販路開拓に関する講演では、ビンテージマネジメント(株)の安田氏から新型コロナウイルスの影響や東南アジア地域での販路開拓の現状、そうした中で自治体が取り組むことが出来るオンラインを活用したテストマーケティング事例等について説明いただきました。
 また、スターマーク(株)の林氏からは、動画を活用した情報発信の有効性や同社のベトナムでの事業を通じた現地富裕層向けの商品販売時のポイント等についてお話いただきました。
 (一社)ハラル・ジャパン協会の佐久間氏からはムスリム対応の事例やハラル対応食をイスラム教徒向けの特別食ではなく、日本人も食べられる一般食として捉えて対応することの重要性についてお話いただきました。セミナー後半のインバウンドに関する講演では、(株)アジアクリックの小桑氏からタイ、シンガポールの旅行会社を対象に実施したアンケート結果を基に、コロナ禍において現地から求められている情報や感染症対策などについて説明いただきました。
 東南アジアは近年目覚ましい経済発展を遂げており、トレンドやニーズも日々変化しています。クレアシンガポール事務所では、今後もセミナーやイベントを通じて、自治体にとって役立つ東南アジアの最新情報を積極的に発信していきますので、是非ご活用ください。セミナーは、Zoomウェビナーにて実施し、当日は例年より多い223名の方にご参加いただきました。参加者アンケートからは「コロナ禍における東南アジア市場の変化、販路開拓の手法について具体的な実例をもとに学ぶことが出来た」、「新型コロナウイルスの影響を踏まえた上での今後の展開を学べた」、「海外への出張が不可能な中、各国の現状を知ることが出来た」など多くの参加者の方々から「大変参考になった」というご意見をいただきました。
 東南アジアは近年目覚ましい経済発展を遂げており、トレンドやニーズも日々変化しています。クレアシンガポール事務所では、今後もセミナーやイベントを通じて、自治体にとって役立つ東南アジアの最新情報を積極的に発信していきますので、是非ご活用ください。

 
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