2018年1月19日(金)、20日(土)にかけて、富山県西部6市がシンガポールのJapan Rail Cafeで観光トップセールスを行いました。
クレアシンガポール事務所はそこで行われたセミナー「Toyama West Time」の様子を取材しましたので、ご紹介します。
富山県西部は高岡市、南砺市(なんとし)、射水市(いみずし)、小矢部市(おやべし)、氷見市(ひみし)、砺波市(となみし)の6市から構成されています。海と山に囲まれ、富山湾の海の幸、立山連峰の景観、世界文化遺産・五箇山合掌造り集落、高岡御車山祭や高岡銅器などの歴史に培われた格調高い伝統・文化資産、チューリップ公園など様々な観光資源を持っています。2017年10月3日、富山県西部6市では、とやま呉西圏域連携中枢都市圏形成に係る連携協約を締結しました。この中で圏域の多彩な観光資源の連携によるマーケティングおよびブランディングにより、圏域の観光エリアのPR強化・充実に努め、観光誘客を図ることを目的とした呉西観光誘客推進事業を展開しています。
今回、19日(金)と20日(土)の計2回、Japan Rail Cafeにおいて富山県西部の魅力を伝えるB to Cセミナーを開催しました。
事前告知により集まったシンガポール人に対して、各市の市長や代表者はそれぞれの地域の魅力をプレゼンテーションしました。
高岡市は「伝統工芸品やドラえもんゆかりの地」、南砺市は「世界文化遺産五箇山合掌造り集落」、射水市は「白エビと紅ズワイガニ」、小矢部市は「源平合戦の歴史的な舞台」、氷見市は「寒ブリとハト麦」、砺波市は「チューリップ」。それぞれ多くの資源の中から、各市が的を絞ってプレゼンテーションをしたことにより、参加したシンガポール人に対して効果的にその魅力を伝えていました。
近年、単独自治体ではなく広域連携による観光PRがより効果的であることが経験的にわかってきており、今回の富山県西部6市連携によるトップセールスはその一例と言えます。
今回の訪問をきっかけとして、富山県西部が引き続き連携しながら、更に魅力を向上していくことが望まれます。
(佐々木所長補佐 秋田県派遣)
(朽網所長補佐 埼玉県派遣)