今年の桜の開花は早かったようで、全国のお花見イベント主催者を慌てさせたとか。日本ではしっかり季節が移ろっているようですが、ここシンガポールで は屋外に出ると一年中夏です。「秋っていつ?」などと聞かれることもあり、 日本人には当たり前である四季も東南アジアでは新鮮なものなのだと感じます。
そのような常夏のシンガポールで、3月中旬から4月上旬にかけて、日本の桜を展示した「さくらまつり」が開催されました。シンガポールの中でも有数の観光スポットであるガーデンズバイザベイが会場となったこともあり、連日多くの来場者で賑わいました。週末ともなると入場券を買うのに30分以上並ぶ ほどで、来場者は「春」を満喫しているようでした。
当事務所では、日本大使館やJETRO、JNTO、自治体の駐在員事務所等と連携し、 All Japanブースを設置。全国の自治体にご提供いただいたパンフレットやグッズを配りながら、日本各地の魅力を紹介しました。ブースでは、多くの来場者がパンフレットを見ながら熱心に次の旅行先について検討していました。 桜の人気もさることながら、紅葉や雪、旬の食べ物といった季節の風物詩に高い関心を示す人は多いです。はっきりした四季があり、四季折々の景色を楽しむことができること、加えて四季を楽しむ文化が発達していることは、東南アジアからの観光客を迎えるにあたって、日本の大きな強みではないでしょうか。
シンガポール事務所では、5月、東南アジアの観光客の関心事項をはじめとした観光分野や、物産の販路拡大に関する最新の情報をご紹介する「海外経済セミナー」を開催します。駐在を経験した自治体職員による現地の生の声や、現地で活躍するトップランナーによる講演など、今後の活動の参考にしていただける内容となっています。また、講師に直接話を聞くことができる意見交換の場も設ける予定です。
自治体の皆様のご参加をお待ちしております。
【海外経済セミナー】
日 時: 5月21日(月)午後1時~午後5時30分/5月22日(火)午前9時~午後5時15分
場 所:東京都庁第二本庁舎1階 二庁ホール(東京都新宿区西新宿2丁目8−1)
(シンガポール事務所 所長補佐 杉田)