多民族、多宗教国家のシンガポールではウエディングもバラエティ豊か。今回は筆者が実際に参列したウエディングについてレポートいたします!
~ウエディング参列~
シンガポールのウエディングの種類の一つとして、HDBと呼ばれる公共住宅の一部分で式を挙げることがあります。
筆者が参列したマレー系シンガポーリアンの結婚式もHDBに併設されている多目的ホールで開催されました。結婚式は2日間にわたって行われ、1日目は男性側の招待客、2日目は女性側の招待客が招待されることになっています。開始・終了時間が明確に決まっていないため、多くの人々が自由に出入りしており、参列者は到着順にビュッフェ形式の食事を楽しみます。参列者の服装も民族衣装から普段着まで様々です。
メインイベントであるマレーの民族衣装を身にまとった新郎新婦の入場では参列者の興奮も最高潮!マレー太鼓の演奏ではみんなで踊り盛り上がります。シンガポールではなかなか遭遇することのないプリクラ(プリントシール)コーナーがあり、その場で撮影した写真をプリントシールとして貰えます。帰り際にご祝儀をご家族にお渡しし、最後に出口で引き出物の紅茶をいただき終了です。
日本のウエディングのようにきっちりとしたタイムテーブルや両親への手紙のような感動的な演出はありません。しかし、筆者のような外国人を含め誰もが気軽に参加できるからこそ、多くの参列者が新郎新婦を祝福することができ、主催者の懐の深さが感じられる温かい結婚式でした!
百聞は一見に如かず、ぜひ皆さんも各国ならではの文化に飛び込んでみてください!
シンガポール事務所所長補佐 吉岡